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おおいたのせんぱい

2020年09月30日

株式会社スズキ

大分県は人口10万人当たりの留学生数が全国第3位(日本学生支援機構 外国人留学生在籍状況 2019年度)にランクイン。93カ国・地域の約3500人という多くの留学生が、別府市を中心に学び、生活をしています。地域活性化の大きな起爆剤となってくれることに多くの企業が期待を寄せています。 今回は、海外と日本の企業をつなぐ総合商社で働く、韓国出身のせんぱいにお話を伺いました。

お邪魔したのは、こちら!!

  • 株式会社スズキ
  • 株式会社スズキ

    1946年に米穀販売の会社として設立。のちに石油販売、半導体事業を手がけ、大分の地場企業として地域に根差し、今年で創業74年を迎えました。
    大分本社をはじめ、東京、中部、岩手、熊本に営業所と物流センターを構えています。新たな挑戦として、ヘルスケア&IoT事業も立ち上げました。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • 株式会社スズキ
  • お名前
    李ボスル(Lee Boseul)
    所属部署
    営業企画部 海外調達担当
    入社年
    2017年
    出身地
    韓国
    出身学部
    韓国 東国(ドングック)大学 日本語学部

就職を機に大分県で暮らす李さんは、株式会社スズキの海外調達担当となり3年目を迎えました。日本に興味を持つようになったきっかけは、日本のドラマを見たことでした。海外について学びたいと考え、当時興味を持っていた日本語学部で学ぶことを決めたそう。韓国での就職活動はとても厳しく、ほとんどの人が他学部も専攻するなど、幅広く学ぶ人が多い中、李さんは自分がやりたいと決めた日本語学部での学びで挑戦したいと思い、日本で就職することを決心しました。
大学4年で政府の支援組織である国際人材協力機構のプログラムに参加。九州での実地研修を希望し、中津市で面接などの研修を受けました。
「人口の多いところは苦手で、東京や大阪などの都会に行くつもりはありませんでした。その時に同じ研修を受けていた仲間から大分市に出かけてきた、という話を聞いたのです。いろんなバランスが良く、魅力的に感じました」のちに、就職先として李さんに提示された2社のうち1社が大分市の企業、株式会社スズキでした。

株式会社スズキ

「半導体の商社であるスズキは、韓国やアメリカ、台湾など海外とのつながりもある。ここで働けたら、自分の特長を生かせて、キャリアアップにつながると思いました」
海外と日本をつなぐ仕事をしたかった李さんの選択肢は必然的に決まっていました。
「日本で働くには、専門的に学ばなければならないことに加え、言語と文化の違いもあって、入社当時は戸惑うこともたくさん。しかし、先輩方が積極的に声をかけてくださり、自然と職場にも馴染むことができました」
社員みんなで支えてくれる職場は、李さんの目にはどんなふうに映ったのでしょうか。

株式会社スズキ

「日本の半導体メーカーのお客様のニーズに100%合うものを探すため、条件に合う海外の部材メーカーに必要な資材を手配することが私の役目ですが、半導体業界でスズキという社名が海外で通用することに驚きました。韓国でも名の知れている日本の企業に就職できたことを誇りに感じています」
半導体以外にもジャンルにとらわれずさまざまな商材を扱うことができる、アイテムを探す能力が高い、と自社の魅力を分析。
「広い視野で見ることができる能力の高さが自慢です。“なんでもする会社やん”と思われていると思いますが(笑)」きれいな日本語の中にちらりとのぞく大分弁が李さんチャームポイントです。

株式会社スズキ

また、社長への尊敬の念を抱いていることも李さんの会話からうかがい知ることができました。
「鈴木社長はさまざまな企業とのつながりがあり、たくさんのどんな依頼にも対応していくことができる方。単発的なアイテムでも積極的に探し、お客様の要望に応えるために自ら動く社長の行動力に学ぶことがたくさんあります」

株式会社スズキ

李さんは仕事へのやりがいはどんなところに感じているのでしょうか。
「不具合やクレームが発生した時に、お客様とメーカーのお互いの意見の差をいかになくし、満足できる状態で解決できるよう全力を尽くすことがやりがいですね」
誰もが逃げ出したくなるクレーム対応をもポジティブにとらえる李さん。責任感の強さをひしひしと感じました。

株式会社スズキ

大分で就職した理由・大分で働く魅力について

ふるさとから遠く離れた大分を李さんが選んだ理由は、土地の雰囲気と「食」がポイントだったと言います。
「食べ物が合わないと、ストレスやホームシックになると大学の先輩からアドバイスを受けていたので、新鮮でおいしいものがあることはマストでした。食べることと飲むことが大好きなので、大分はとても気に入りました」
特に刺身が好きで、初めての関アジには感動したそう。
「山も海もあって、韓国よりも大分のほうが自然豊か。入社当時に仕事で行った臼杵城の桜がとても印象に残っていて、それから毎年花見は臼杵に出かけます。城下町の雰囲気もいいですね。私にとって大切な場所になりました」
他にも九重や別府、湯布院にもおでかけ済み。大分のメインコンテンツはコンプリート目前とのことで、すっかり大分を気に入ってくれている様子でした。

株式会社スズキ

就職活動中の学生さんへアドバイス

「企業に求める条件はたくさんあると思いますが、働いてみないとわからないことばかり。ぜひオープンマインドで受け入れてほしい」
自ら選択肢を狭めてしまうのではなく、可能性は広げるべきだ、と強く伝えたい!と李さんは話してくれました。
「さびしい気持ちがあると、つい同じ出身地の人を探してしまうし、早くふるさとに帰りたいという気持ちになるのもわかる。ですが、アルバイトをしたり、友だちを増やしたり、旅行したり、大分でしかできないことをできる限りたくさんやってほしいと思います。必ず自分のチカラになるので」
海外も日本も関係なく、共通する重要ポイントだと言います。
そして李さん自身が経験したうえでこう語ってくれました。
「大分は、外国人の学生にもたくさんのチャンスがめぐってくる場所。人口の多い都市で厳しい就職活動をするよりも、自分のやりたい職種をじっくりと吟味してほしい。より自分に合う仕事を選べる確率は断然高いと思います 」
日本語を学び、キャリアアップのために働きたいという強い信念を持って大分で働く李さん。「仕事も生活環境も、大分県との出会いはとても幸運だった」とにっこり。 すべてにおいて真摯に取り組み、お客様ファーストの精神と持ち前の責任感の強さで、更なる大きな目標に向かっていきいきと活躍する李さんのこれからの姿が想像できました。

企業データ

株式会社スズキ

〒870-0124
大分県大分市大字毛井818-1

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WRITER

  • 牧 亜希子
  • 牧 亜希子記事一覧

    planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。

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