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おおいたをたのしむ

2020年01月31日

移住した夫妻が営む「きっかけ」をくれるゲストハウス

価値観や働き方の多様化により、人生の選択肢が増えてきた昨今。自身のライフスタイルを見直し、心地よい暮らしを求めて、地方への移住を決める人が増えています。県内の各市町村でも移住者を増やそうと様々な政策を行う中、竹田市では全国に先駆けて「農村回帰宣言」を標榜し、移住政策に力を注いできました。
ここ5年の間に200人以上が移住し、地域おこし協力隊の数も日本有数。そんな竹田市に地域おこし協力隊として関東から移住し、任期後にゲストハウスをオープンさせた夫婦に、移住してからの暮らしや、ゲストハウスにかける想いをお聞きしてきました。

ゲストハウス たけた駅前ホステル cue

旅好きな二人が夢見たゲストハウス

「自然が身近にある場所で、地域のコミュニティに溶け込んだ暮らしをしたかったんです」と話すのは、千葉県から移住して6年目の堀場貴雄さん・さくらさん夫妻。

ゲストハウス たけた駅前ホステル cue 堀場貴雄さん・さくらさん夫妻

東日本大震災のことがあり、都市部での暮らしや食の安全性などに不安を抱えていた二人は、「人と人との距離が近く、地域で暮らす人たちの顔が見える場所で暮らしたい」、そして移住先で「ゲストハウスを開業したい」という想いを持っていました。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue

様々な候補地がある中で、「高台から小さな城下町を見渡したときに暮らす人たちの生活の様子が見えて、自分たちの暮らしや、ゲストハウスを営んでいる姿が想像できたんです」と、初めて訪れた時に竹田市の風景にひと目ぼれした堀場さんは、2014年に移住。夫婦揃って「竹田市地域おこし協力隊」として地域内の協力活動をしながら、ゲストハウスオープンの準備を進めてきました。

竹田の魅力を感じられる場所に

「竹田にゲストハウスを作りたい」、この想いに共感する仲間とともに、城下町にある明治時代から続く古民家を半年ほどかけてリノベーション。
2017年、協力隊の任期後に「旅の先に続く、日々の暮らしに新しい世界のきっかけを」をコンセプトにしたゲストハウス「たけた駅前ホステルcue」がオープンしました。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue 外観

「宿での滞在を通して、竹田の心地よさや、竹田らしい丁寧な暮らしを感じるきっかけになれば」と話す堀場さん。館内は古民家にあった古道具や木材を活かした趣ある空間を作り、その中に竹田の歴史や知恵、自然の恵みや匠の技などを散りばめているのだそうです。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue 内観

館内にはドミトリータイプと個室タイプ、ゲストが自由に使えるラウンジスペースがあり、1階には豊後大野にあるパン屋「kitchen usuda」の2号店「かどぱん」も入居しています。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue かどぱん

価値観を伝える商品を

オープンして3年。国内外から多くの旅人が訪れ、地域と旅人とをつなぐ新たな交流の場となっている「cue」。2020年の春には開業して4年目を迎え、これを機に新たな事業展開も考えていると言います。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue

「3年間宿をやってきて、「cue」が作っている世界観や価値観に共感するゲストさんが多く訪れてくれるようになりました。そういう方々や、なかなか宿には来れないけれど想いには共感するという方に向けて、私たちの価値観を商品にして提案したいと思っています。それは旅をテーマにした身につけるものだったり、竹田で生まれた日用品だったり、または私たちスタッフの特技を活かしたもの、例えばゲストハウスを運営したいという人の家庭教師や、カメラが得意な子が教えるカメラ講座だったり。私たちが大切にするストーリーや想いを物という形にとらわれずに提供する、そんなオンラインショップをオープンしようと思っています」。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue 商品

SDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組みを行っている「cue」では、可能な限り自然由来の製品の使用やゴミの削減を行ったり、県外研修でスタッフのインプットを増やし、スキルアップを図ることで働きがいの向上や、スタッフ自身の人生のステップアップの応援もしているそうです。

開山1300年 ゲストハウス たけた駅前ホステル cue 客室

新しい場所へ移り住み、ゲストハウスオープンという夢を叶えた堀場夫妻。「竹田らしさ」を伝えるという想いを大切に、未来を作るための取り組みにも挑戦している二人に、竹田で暮らす魅力を教えていただきました。

「竹田は水が美味しいし、野菜やご飯も美味しい。町に流れる穏やかな空気感も良いですし、何より都会にはない選択肢があるのが良いですね。都会は仕事にしても遊びにしても選択肢が多いですよね。でも田舎は選択肢が少ない分、自分たちで考えたり、創り出したりする必要がある。それが楽しいですし、本当に必要なものだけを選んでいく暮らしが心地よいと感じています。住めば住むほど魅力に気づくので、スルメのような町だなと思っています(笑)」。

移住を考えているなら、まずはフェアへ参加を!

大分県では、県内への移住に興味がある方を対象に、移住相談会・セミナーを東京・大阪・福岡で毎年開催しています。先輩移住者の話を聞けたり、市町村の移住担当者と直接相談できたり、就職のことについて相談できる機会です。大分への移住を検討している人はぜひ参加してみては。
イベントのスケジュールや詳細は大分県移住・交流ポータルサイト「おおいた暮らし」をご覧ください。

たけた駅前ホステルcue
〒878-0012 大分県竹田市竹田町560-1
Tel.0974-63-0179
https://solairodays.com/

WRITER

  • TAGARI
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    大分市出身。見たがり・聞きたがり・知りたがりの“たがり”精神で活動する、好奇心旺盛なライター&宅地建物取引士。不動産会社、出版社に勤めたのち、竹田市地域おこし協力隊として移住者支援を担当。久住の山々と星空が好き。だけど関あじはもっと好き。

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