おおいたではたらく
2017年03月17日
株式会社 地域科学研究所若手社員
“地域科学研究所”。一体どんなことをしている会社なのか?知らない人も多いはず。ここは、私たちのまちが豊かで活力ある地域になるように、様々なシステムの開発を通じて貢献している会社。回りの人たちをしっかりと支え、奮闘する1人のリケ女(理系出身女子)の先輩に話を聞いて参りました。
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社 地域科学研究所
https://favoita.com/companies/452
昭和52年創業。より豊かなまちづくりのために、地方公共団体のシステム設計や空き家リノベーション、観光・防災スマートフォンアプリケーションの設計など、地方にいながらにして最先端の技術力で地域社会に貢献している地域科学研究所。結婚後も変わらずに自分の道を歩み続ける先輩のルーツとは?
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 立川 加奈絵
- 所属部署
- 公共イノベーション&サポート事業部
- 入社年
- 2008年4月
- 出身地
- 由布市庄内町
- 出身学科
- 熊本大学 工学部数理情報システム工学科
出身地である由布市庄内町から毎日電車に揺られ通学した高校時代。
3年生の時、出張オープンキャンパスで、熊本大学の先生の話に惹かれて自分の進路を決めたという立川さん。理系科目は得意だったものの、工学部を目指すつもりはなかった彼女が興味を持ったテーマは「音響」について。救急車のサイレンの聞こえ方など、とても興味深かったそうです。
願いが叶って、入学後は1、2年で基礎工学を、そして3、4年で「音声」について学びました。聴覚障害の方にも聞き取りやすい音の研究など、難しいことも多かった4年間、周りの友達に支えられながら乗り切りました。また大学時代は和菓子販売のアルバイトで貴重な経験もできたと言います。「初めての接客業だったので、すべてにおいて勉強の日々でしたね。周りに気を配ったり、ワントーン高い声を出すことの大切さとか(笑)」。
そんな立川さんが大学時代にもうひとつ、学ぶことが多かったと振り返るのはマンドリンサークル。サークル内では、演奏だけでなくスケジュール管理や合宿所の手配、他団体との調整など、マネージャー的な役割も担っていました。「九州中のサークルが集まるイベントの手配をしたり、OBの方に声をかけたりして年配の方と接する機会もあったので、人間関係がとても広がりましたね」。
人と何かを造り上げていくことが好きな立川さんの性格は、ここで更に磨かれ、今の会社にも役立っていると言えます。
4年間、大学やアルバイト、そしてサークルで培ったノウハウを活かして地域貢献したいという気持ちから就職先を探していた立川さんの目に止まったのが、現在働く「地域科学研究所」。「少し変わった名前だなという印象で(笑)何をしている会社なのかと興味を持ちました。説明会で若い社員の方がプレゼンされているのも印象的で、話を聞いたら沢山の事業をしていたので面白そうだなと感じました」。
自分が身につけたシステム関係のスキルで、地域に貢献するという夢に1番近い会社だったと言います。入社9年目を迎える現在では、自治体向けの地図システム開発を主に担当。防災マップをパソコンで閲覧できるシステムや避難所の位置を確認できるハザードマップなどを手がけています。
「自分が作ったシステムをお客様が喜んでくれた瞬間や、システムが良くなったと聞くと本当に嬉しいですね。ここはシステムを作る段階から現場でお客様と密に話し合って進めていくので、そこは他にはない魅力だと思います」。
人と人との繋がりを大切にし、何かを達成していく立川さんのパワーは大学時代の様々な経験が大きな支えとなっています。常に周りの人を大切にする彼女を支えるのは、彼女の持つ堅実なコミュニケーション力。それはまさに、この会社の目指す理念に通ずる大切な力と言ってもいいのかもしれません。
最後に就職活動に励む学生さんにメッセージをもらいました。
「大分には心地よい住環境や、思わぬ人との繋がりがあります。地方からでも色んなシステムを発信できるので、暮らしやすい街で働くことも大事かなと思います。就職活動は自己分析などもあり、自分を見つめ直すいい機会。自分を知って自分に合った場所を探してみて下さい!」
- 企業データ
株式会社 地域科学研究所
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!