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おおいたではたらく

2021年06月25日

NPO法人 BEPPU PROJECT若手社員

世界有数の温泉地・大分県別府市を活動拠点とするアートNPO法人「BEPPU PROJECT」。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」をはじめ、厳選した別府市中心市街地の「いいとこ」を紹介する季刊誌「旅手帖 beppu」の発行など、アートやクリエイティブの力を利用しながら魅力ある地域づくりのため取り組んでいます。今日はそんな創造力あふれる会社の中で、生まれ育った街を離れ頑張る先輩にクローズアップ。幼い頃からの夢を叶えるために、歩んできた道のりは決して平坦なものではありませんでした。今、大好きな仕事に誇りを持ち、まっすぐに未来を見つめる24歳の素顔をぜひご一読ください。

お邪魔したのは、こちら!!

  • NPO法人 BEPPU PROJECT
  • NPO法人 BEPPU PROJECT

    http://www.beppuproject.com

    2005年4月発足。大分県別府市でアートやクリエイティブを軸に活動しているNPO法人。『in BEPPU』『国東半島芸術祭』などのアートプロジェクトの企画・運営、地元企業とクリエイターのマッチングを支援する『CREATIVE PLATFORM OITA』など、さまざまな事業を展開。アートやクリエイティビティを地域の課題解決や新たな可能性が生まれる場づくりに活用し、まだ見ぬ価値を生み出すことを目指しています。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • NPO法人 BEPPU PROJECT
  • お名前
    坂井 若葉
    所属部署
    PR
    入社年
    2020年
    出身地
    東京都
    出身学部
    武蔵野美術大学 芸術文化学科

東京都出身の坂井さん。
中華料理店や魚屋の並ぶ、人情溢れる下町で生まれ育ちました。気さくな人たちに囲まれて育った背景とは裏腹に、幼い頃は「超」が付くほどシャイな性格。そんな彼女の人生を変えたのは、小学校の図工の先生との出会いでした。

NPO法人 BEPPU PROJECT

「ある絵を見て、自分の感じたものを思うがまま自由に表現することの楽しさを教えてもらいました。そこから、アートって素晴らしいなあ、いつかこんなこと出来たらいいなあと漠然と考えるようになったんです」。
一人の先生との出会いが、アートに触れるきっかけとなり、今に繋がっているという坂井さん。
「私は「見ること」を大事にしています。それは展覧会に足を運ぶだけでなく、誰かに会いに行くことも同じ。そう考えるようになったのは、小学校の図工の先生が教えてくださったことが原体験になっているのかなと今でも思っています」。
自分の好きなことを見つけ、将来の夢が拓けてきた坂井さんは、高校生になると興味のあった吹奏楽部へ入部。
「吹奏楽部では人との繋がりを学びました。人見知りな性格でしたが仲間と共に、演奏会の企画や運営することの面白さを感じるようになりましたね」。
沢山のことを経験し、自分が表舞台に立つことより、サポートする側の楽しさに気付いた坂井さん。その体験こそが、大学進学への大きな指針になりました。

NPO法人 BEPPU PROJECT

坂井さんは、ずっと好きだったアートの世界と、運営や企画を合わせ学べる武蔵野美術大学へ進学。アートマネジメントを中心に学べる芸術文化学科で、4年間多くの事を学びました。ですが将来を考え始めた頃、どうしても就活に踏み切れず、海外留学を決意。
「全員が同じようなスーツを着て、動いている状況に今ひとつ納得できなかったんです。一度日本を離れて、日常では見えないこと、感じられないことに触れてみたかったんです」。
その思い切った決断が、彼女の人生にとって大きなターニングポイントとなりました。
「留学先のアイルランドでは、様々な人たちとの出会いがありました。言葉で伝わらないことも、ちょっとしたイラストを描くことで、言語の壁を超えて伝えられる。そういったことを身を以て感じることができましたね」。
言語化とビジュアル化の挾間で、アートの力が人々に驚きや喜びを与えることを確信した坂井さん。必ずこの世界で働くのだと心に決めました。帰国後、都内でも就職を考えましたが自分の気持ちに一番近い活動だと感じ、現在働くBEPPU PROJECTの門を叩きました。
「実は大分県立美術館の元・館長だった新見先生に大学のゼミでお世話になっていました。なので、大分には何回か来ていて、OPAMの展覧会や“大分で会いましょう”のスピンオフイベントに参加したりもしていたんですよ」。
大分に面白さと縁を感じていた坂井さん。無事入社を決め2年目を迎える今、PR担当として会社のすべての広報を担当しています。

NPO法人 BEPPU PROJECT

「プロジェクトの直前はとにかく大変ですが、作品が出来上がった時が一番うれしいです。たくさんの人が関わる仕事なので、そのひとつひとつがカタチとなり、広報の仕事に繋がっているのだと感じています。変な言い方ですが、この会社がやっている仕事は全部素晴らしいと自負しています(笑)」。
BEPPU PROJECTの一員として刺激溢れる日々を送る坂井さん。毎日が楽しい!と胸を張って言えるという彼女の笑顔には、一点の曇りもない素直な眼差しがありました。
「どの仕事にも共通して言えることですが、アートの力を使って地域や社会の問題解決ができたり、自分とは違うものの見方や考え方を伝える触媒のような形になったら、もっと私たちの生活は豊かになるような気がしています」。

NPO法人 BEPPU PROJECT

大分で働く理由・魅力について

どんなに仕事で疲れた日でも、温泉に入れば忘れられるような気がしています(笑)。大分は本当に自然が豊かで、それを当たり前に享受していることが素晴らしいと思います!

学生の皆さんへメッセージ

私は就活を1年間遅らせて留学という道を選びました。就活だけが全てではないと思います。とにかく楽しい人生が送れるように学生という時間を無駄にせず有意義に過ごしてほしいと思います。大分って、すっごく面白いところです。意外と都会より、地方の方が面白い発見があると私は思っています。

メッセージ動画

企業データ

NPO法人 BEPPU PROJECT

〒874-0933
大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階
977-22-3560

もっと詳しく知りたい方

法人HPはこちら
ベップ・アート・マンス・2021

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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