「別府発達医療センター」は18歳までの障がいがある子どもの「療育」施設として、昭和32年に設立しました。現在は、ここ「別府発達医療センター」と大分市にある「大分療育センター」で療育を行っています。

療育とは「医療に育む」と書きますが、医療と教育を両立するというのが元々の語源です。東京大学名誉教授の高木 憲次（げんじ）氏が、昭和20年代に全国を回って「療育」を広めたと言われています。

経営理念は『和顔愛語の精神で　地域福祉に貢献する』。
優しく親しみがあり、偏見のない心で、地域に根ざした障がい児・者福祉・リハビリテーション施設として役目を果たしていくという意味があります。

別府発達医療センターについて

医療サービス

• 外来診療：子どもの発達の状況について医師の診察を行い、理学、言語、聴覚などのリハビリにより、子どもの成長と発達を支援しています。

入所サービス（短期入所・日中一時支援あり）

• 別府整肢園：身心に障がいのある子どもを対象に、機能回復や発達の促進並びに生活全般の支援を行う入所施設です。
• めじろ園：重症児・者を対象に、一人ひとりにあった医療的ケア並びに生活全般の支援を行う入所施設です。

通所サービス

• ひばり園：1才から就学前の児童の発達支援を行う通所施設です。また、地域支援として、保育所等訪問、地域療育等の支援も行っています。
• 地域支援センターほっと：障がい児・者の日中活動サービスとして、生活介護、放課後等デイサービス、日中一時支援を行う通所施設です。また、訪問サービスとして、居宅介護や移動支援等も行っています。

地域療育連携室

• 子どもの発達が気になる方や養育に携わる方々に対して相談、アドバイスを行います。また、地域（市町村 各福祉施設等）との連携を図り、育ちやすい環境づくりの支援を行っています。

これらの施設の各種事業により、障がいがある子どもの自立した生活支援をするだけでなく、保護者の方へ向けた相談支援なども行っています。

精神的にも追い詰められてしまって、どうしていいか分からないと悩む保護者の方へ向けて、当センターでは親子で入所できる支援サービスがあります。
保護者の方もお子さんも、安心して生活ができるように「療育」をするんです。たとえば、抱っこの仕方やミルクの飲ませ方などを覚えてもらったりして。
また、センター内にはボランティアの方が中心になって運営する「おもちゃ図書館」を併設していて、おもちゃで遊ぶことはもちろん、子育て相談なども受け付けています。

医療の面はもちろんですが子育て支援にも非常に力を入れていますので、特に介護福祉士や保育士の皆さんや、これらの仕事を志している学生さんにも、もっと別府発達医療センターを知っていただきたいと思っています。

研修について

入職してから3ヶ月間ほどして、各部署を回る現場研修の期間を設けています。
医療や介護・保育の現場で起こっていることは教科書に載らないことの方が多いので、中々イメージが湧かないことも多いと思います。
実際の現場は、想像を超えてくるものばかり。
最初は、どう接していいのか分からない、どう話しかけていいのかも分からない…と戸惑うこともあるかもしれませんが、先輩職員がしっかりとサポートをしていくので、現場で学んでいただけたらと思います。

求める人物像

新卒・既卒は問いません。
障がいに対する理解がある方、そして意見や考えを共有できる方にぜひ来ていただきたいです。
こういう障がいがあるから困っているんだな、どうやったら解決できるかな？というような想像力を働かせることが大切になってくる仕事です。障がいがあるということはどういうことなのか、しっかりと想像し、障がいのあるお子さんやそのご家族に寄り添う優しさのある方と一緒に働けることを楽しみにしています。

インターン・見学・実習、随時受け付け中

「別府発達医療センター」は現在、看護師・介護福祉士・保育士を募集中です。また、例年各医療福祉系の職種を募集しています。少しでも興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
見学だけでもOK！インターンシップや実習のお申し込みも、随時受け付け中です。
ぜひ、実際に足を運んでいただき、仕事の様子や職場の雰囲気を感じてください。
お待ちしております！