障がいのある人もない人も、みんなで一緒に楽しむスポーツ×文化の祭典『スポーツ・オブ・ハート』。2017年より東京と大分の2会場で開催されており、2022年は10月に開催されました。今回はその様子をレポートします!

中央通り歩行者天国会場

大分市中央通りが歩行者天国に！各エリアで様々な催し物がありました。

なかでもたくさんの観客が集まっていたのが、女子マラソンのシドニーオリンピック金メダリストであり元世界記録保持者の高橋尚子さんによる『陸上教室・ノーマライズ駅伝』。

高橋尚子さんと車いすランナーたちによる陸上教室には、子どもから大人までたくさんの人が参加していました。間近でみる世界レベルの選手のスピードは迫力満点！

子どもたちも真剣な眼差しで高橋さんのアドバイスを聞いていましたよ！タイムが縮まるといいですね！

ノーマライズ駅伝はアスリート、芸能人、小学生などで構成されたチームで襷を繋いでいくスポーツ・オブ・ハートのシンボル的プログラム。1周220mのコースをみんなで力を合わせてゴール！

祝祭の広場スポーツ体験プログラム

祝祭の広場ではいろいろなスポーツが体験できるブースや飲食ブースがありました。

実際に競技用の車いすに乗って車いすバスケを体験するコーナーや、フィンランドの伝統的なゲームを元に、老若男女が楽しめるものとして考えられたモルックなど、障がいや年齢を問わずに気軽に楽しめる内容となっていました。

車いすバスケ

モルック

eスポーツブースは子どもたちに大人気！イベント終了時まで行列ができていました。

eスポーツ

eスポーツのゲームタイトル『太鼓の達人』『鉄拳7』を体験。スタッフと対決をしたり、お友達や兄弟で仲良くプレイしたりと楽しんでいました。

東京と大分でオンライン対戦！？白熱した戦いの結果は…

OASISひろば21にあるeスポーツ施設『アシド/WASD』と東京タワーにあるeスポーツ施設『RED ARENA』をオンラインで繋ぎ、鉄拳７で対決が行われました！

大分から参加したのは車いすの鉄拳プレイヤードリレタさんとMCのえとう窓口さん！

白熱した戦いが繰り広げられ、見事大分が勝利！鉄拳初体験のえとう窓口さんも勝って、大分会場は大盛り上がりでした！

えとう窓口さんに感想をお聞きました。
「ゲームに詳しくなくても楽しむことができました！障がいのあるなしや、年齢も関係なく楽しめると思います。対戦は臨場感があるしおもしろい。ぜひみんなやってみてほしいですね！」

アシドでは鉄拳以外にも、ご自分のアカウントを使ってエーペックスレジェンズやフォートナイトなどの人気ゲームを気軽に楽しむことができます。アシドは常設の施設でいつでもeスポーツを楽しむことができるので、ぜひ足を運んでみてください！

ボランティアの学生さんにインタビュー！

会場はたくさんのボランティアの方々で運営されていました。一般から学生まで年齢も様々。宇佐市のアスリート・トレーナー・スポーツビジネスの人材、幼稚園教諭・保育士を育成する専門学校『九州スポーツカレッジ』は、無料マッサージを行っていました。

スポーツ健康学科トレーナーコース2年の松永岬汰さんに、ボランティアに参加した感想をお聞きしました。

「トレーナーになるための勉強していますが、学校以外で体験できるのは大変ありがたい機会です。障がいや年代に限らずいろんな方にお会いでき、話したりマッサージをしたりと学生のみんなもよい経験になりました」

将来は体育教師を目指しているとのこと。スポーツ・オブ・ハートでのボランティアの経験が、将来に生かされることと思います！

いろんな体験ができる『スポーツ・オブ・ハート』は、来年も秋頃に開催予定です。ぜひ来場してみてくださいね！