私は佐伯市大入島（おおにゅうじま）で漁師の長男に生まれました。小・中学校は島で育ち、高校は佐伯市街地の学校に通って野球に没頭。大学、大学院は県外に出て、2011年に帰郷しましたが、その頃には地元の小・中学校は少子化により休校状態。佐伯市から都会へ流出した若者のほとんどが市外で就職する現実を目の当たりにし、自分が生きてきた証がなくなってしまったかのような、本当に残念な気持ちになりました。生まれ育ったふるさとの過疎化、超高齢化から日本の社会問題をリアルに感じ、地元が抱える課題を少しでも食い止め、地域を元気にすることと、お客さまの夢と企業を発展させることができる環境整備のけん引役を担っていくために、2011年に佐伯市で清家巧貴税理士事務所を設立しました。現在は従業員20名体制となり、少しずつ事業を拡大させ、日々業務に励んでいます。

地域と共に「GROW TOGETHER!」

私たちは、クライアントである企業の繁栄を願って、大漁旗のように旗振り役となって企業を引っ張っていくためのクレド※を掲げ、お客さまの課題解決に全力で取り組んでいます。

※企業全体の従業員が心がける信条や行動指針

Vision

クライアント全ての黒字化
“グッドコミュニティ・グッドカンパニーの創造”
入社したい会計事務所No.1を実現する

Mission

笑顔とキャッシュ、そして人の循環に関わり、夢が現実になるきっかけと次の夢の創造に関わる

企業説明会で学生の皆さんに必ずお伝えするのが、当社の経営指針である「クレド」の存在です。業務の中で起こった事実を自分の価値観だけで判断するのではなく、クレドを行動指針とすることで、組織としての判断基準を持つことができたり、社会的な責任やスタッフ全員の存在意義といった価値感を共有でき、ひいてはそれが取引のチャンスになると考えています。
クレドの中でも、「笑顔」でいることを特に大事にしています。重責を抱えるクライアントの経営者の皆さまに、当社から帰られる際には笑顔でいていただけるように、私たちが率先して明るい心を届け、メンタル面もケアできたらと思っています。

また、佐伯の企業を元気にするために、通常の税務に加え、コンサルティング業務にも力を入れています。事業再生から経営改善まで、私がこれまで100件以上におよぶ事業再生に携わった実績と、キャッシュフローコーチ※のスキルを生かし、佐伯市をはじめ全国のクライアントの皆さまの事業を支えています。

※一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会が認定する、経営者の社外CFO（最高財務責任者）として経営数字を使って本業の発展に貢献する存在

そのほかにチームビルディングの指導や、中小企業の後継者不足を引き継ぐためにM＆A（事業継承）にも積極的に取り組み、地域貢献と事業を守りながら、当事務所のグループ企業としての成長につなげていることも強みです。

人と物、お金、情報を循環させる空間

当社が10周年を迎えた2022年に、コワーキングとシェアオフィススペースを併設した事務所「saiki FLAGS」が完成しました。全国に佐伯市の情報を発信するための拠点として、近い将来には、高校生向けの無料開放日を実施したり、お金の授業の開催したり、また佐伯市の経営者と学生を結びつける事業を展開したいと考えています。これらの取り組みを通じて、学生の未来の選択肢に佐伯市で働くことが含まれるきっかけとなれたら嬉しいです。また、学生以外の地域の皆さんにもこのスペースを活用してもらえる機会をつくっていきたいと思っています。

税理士、コンサル、それぞれの夢に向かって

当事務所に入社した後のキャリア展望としては、税理士やコンサルティング業など、それぞれの道を選んでもらうことができます。税理士であれば、将来独立するのか、もしくは当事務所が支所を出したときに支所長になってもらうのか、スタッフ自身がやりたいと思う道に対してサポートしていきます。
入社後は先輩の補助担当として入力業務からスタートし、１、２年で主担当となります。税務と合わせてコンサルティング業務も学んでいきますので、一人一人の年収アップが期待できます。
また、日々のOJT※や社内研修だけでなく、銀行や国税局のＯＢの方のセミナー、キャッシュフローコーチの研修を受けることができる教育体制を整えており、今後当事務所から年収1,000万円プレイヤーがたくさん誕生していくことを目標にしています。

※On the Job Trainingの略。上司や先輩が実際の仕事を通じて新入社員や若手社員の教育を行う人材育成の方法

求める人材は、クレドと笑顔を大切にする人

私たちが求めている人材の第一条件は、クレドに共感してくれることです。能力が高くてもクレドに共感できなければミスマッチが起こってしまうからです。クレドの一つに「失敗＝成長」と記載しています。つまずかないように何も行動しない人よりも、行動して多くつまずく人を歓迎します。
企業説明会で「今のうちに学ぶべきことはありますか」とたびたび質問をいただきます。「強いて言えば簿記2級を持っておくと仕事の内容がスムーズに理解できると思います」と伝えますが、本をたくさん読んだり、海外に行ったり、アルバイトをしたり、いろんな経験を積むことも資格と同じくらいの価値があると思います。自分の主観だけで動く人はなかなか成長しません。自分の価値観だけに凝り固まらないように、自分とは違う価値観に気づけるような経験をしてほしいです。