おおいたではたらく
2016年12月16日
株式会社 山忠若手社員
かつて佐伯市が佐伯藩と呼ばれた時代。「佐伯の殿様、浦でもつ」と謳われたほど、海から多大な恩恵を受けてきた港町佐伯。今回は、わかめうどんにさらにわかめをトッピングするほどのわかめ好きの私にうってつけの取材です。海藻業界の第一線を走り続ける地元企業で、佐伯に拠点を構えながら全国、世界を相手にビジネス展開する株式会社 山忠さんにお邪魔しました。ちなみに!! 佐伯は[さえき]ではなく[さいき]です。
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社 山忠
https://favoita.com/companies/385
昭和22年の創業以来、海産物の販売からひじき、青のりなどの加工品の製造を行い、昭和58年には、国内初の海藻サラダを開発。味や品質の高さから、ファミリーレストランチェーンや大手コンビニにもひじきを卸しています。二代目である山城繁樹社長の生みだした言葉『SEAGANIC(シーガニック)』をコンセプトに、海藻食文化の発展、健康で豊かな食生活を願い“海の野菜”である海藻をおいしく食べられるよう、日夜、研究開発、製造、販売に取り組んでいます。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 中村 圭太(27歳)
- 所属部署
- 営業部 営業課
- 入社年
- 2013年4月
- 出身地
- 大分県佐伯市
- 出身学科
- 福岡大学 スポーツ学部 スポーツ科学科
「好きな海藻はひじきです!!」と語る入社4年目の中村さん。最初の2年は、業務課で出荷作業や製造管理などの仕事をしていたそうです。「外に出て人と話をすることの方が向いていると思ったんです」という中村さんは、営業への異動を希望。会社はその願いを叶えてくれました。
「私の担当は西日本エリアです。訪問のスケジューリングも任せられています。何軒も問屋さんを回り、お客さんと話をするのも楽しみですが、その土地の美味しいものを味わったり、見たことがなかったものを見られたり、これまで知らなかった場所に行けるのは楽しいです」と、営業職ならではの楽しみ方をすでに発見しているようです。
実は、中村さんは中途採用で入社されたそうです。陸上競技に打ち込んでいた大学生活。気が付けば、就職活動の頃合い。この先どうするか…と考えたとき、福岡での暮らしから離れたくないと感じたのでした。「卒業後は、嘱託社員として福祉の仕事に就きました。ただ、徐々に、正社員として就職したい。地元に帰りたい。という2つの想いが強くなっていったんです」と中村さん。そんなとき、山忠が中途採用の社員を募集していると友人や家族から聞き応募。「実家も近所ですし、小学生の頃に社会科見学で来たこともありました。先輩から会社の話も聞いていたので、特に不安はありませんでした」。
福岡で正社員を目指す道もあったのに、なぜ、地元へのUターン就職を希望したのでしょうか? 「福岡は楽しかったです。でも、それ以上に離れてみて、月並みですが地元の良さに気が付きました。友人と過ごす時間、家族の大切さが身にしみて…。生活するなら佐伯が良いなって心から思ったんです」。地元愛に溢れる言葉。給与を含めた待遇面は、見た目だけであれば福岡の方に分はありますが、物価や暮らしやすさなどバランスを見れば遜色無いと感じているそうです。また、「残業がほとんどなく、福利厚生にも不安を感じることはありません。それに目標となる先輩もいますし、やりたいようにやれるよう、背中を押してくれる会社なので、やりがいを感じます」と語る中村さんの目標は、№1の営業マンになること。会話の中で、楽しんで仕事をしていることが伝わる中村さんなら、そう遠くない未来に目標を達成しているかもしれませんね。
今現在、就職活動をしている方への中村さんからのメッセージ。「1つに絞らず、「何事も経験!」と割り切って活動することが必要だと思います。本当に大切なのは就職してから。上司や先輩と積極的にコミュニケーションをとり、みんなに可愛がってもらい、仕事を教えてもらうことが大事だと思います。私はそうして仕事を覚えていきました」。もちろん、素直で正直というのは、絶対条件だとは思います。ただ、その上で、上手い下手ではなく、コミュニケーションをとろうとする姿勢が何よりも大切なことなのではないでしょうか。
- 企業データ
株式会社 山忠
WRITER
- 嶋山 哲史記事一覧
上京する仲間を見送り、彼らより充実した仕事、暮らしをココ(大分)で叶えると誓った20代。寝る間も惜しんで働き、遊んだ20代。下積み活きてきた30代。あっという間に40代。一所懸命生きていると自ずと自分の道が見えてくる…? しんけん働こう。