おおいたではたらく
2018年07月31日
株式会社オモテ代表取締役社長
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- 業種
- 自動車関連の自動機、省力機械、治工具等の設計から制作、組み立て及び運転調整など
昭和51年創業。「速く、確実に、美しく」を社訓とし、その高い技術力が評価され多くの一部上場企業と取引を行う。自社に3D機械設計、制御設計、製缶、機械加工、組み立て部門があり、ものづくりを社内で完結できる強さをもつ。平成26年には第二工場を増設。「技術力九州一」を目指し日々邁進する代表に、今回お話を聞いて参りました。
社長インタビュー
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- 企業名
- 株式会社オモテ
- お名前
- 表 雅之(オモテ マサユキ)
- 役職
- 代表取締役社長
創立は昭和51年です。先代である父が立ち上げ、今年で42年目を迎えます。小さいときから父が会社をやっていたのをみており、大学は東京へ出ていましたが4年生のときの家族会議で将来会社を継ぐことを決めました。卒業後は10年ほど名古屋の設備メーカーに勤める予定でしたが、27歳のとき父の病気が発覚。余命2、3年と告げられ、急遽中津に戻りすぐに会社を継ぐことになりました。
当時名古屋のメーカーでは3D測定器の開発部隊の一員として働いており、この時の経験から「ものづくりの世界は2次元から3次元になってくるな」と肌で感じていました。中津に戻ってきた後は思い切って3次元に切り替えていこうと決め、3次元CADや3次元測定器などを取り入れ、今は高い精度を要求される機械加工などに力を入れています。
当社は技術力九州一の会社を目指しています。ダイハツ九州の工場の中津への移転をはじめ九州に自動車メーカーがシフトしてきたことから、現在は9割以上が自動車関係の仕事という一つの流れができています。大きい会社と勝負できる技術力があり取引先も一部上場企業が多く、上を向いた仕事ができることは当社で働く魅力のひとつです。
「万が一会社がなくなっても、困るのは自分だけだ。うちの会社でまじめに仕事を覚えている人なら、その技術力でもっといいところに就職させる自信がある」と従業員にも話していますが(笑)、それくらい技術者として成長できる会社だと自負しています。
今当社では元美容師の方が活躍をしてくれていますが、このように入社時点でのスキルや経験は必要ありません。また、職人の世界、男の世界という昔のイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、今はパソコンでプログラムを組んだりすることも多く、女性の活躍の場も増えてきているのです。現在も女性社員の方に3次元CADの操作や部品の購買の管理などで活躍してもらっていますが、今後も女性の活躍の場を増やし、どんどん任せていきたいと考えています。今は通信も発達しているので、結婚したり子供ができたりとライフスタイルの変化に合わせ、在宅で仕事をしてもらうなど新しい働き方の選択肢も増やしていきたいですね。
働く場所は大分にたくさんあります。就職活動の際はどうしてもまず大手企業に目がいきがちですが、昔からある地場の会社さんも皆さん本当に頑張っています。大分には良いお客さんが集まってきており、いい会社がたくさんあります。もちろん当社もただ待っているだけでなく、より働きやすい環境を用意するために、大手に負けないような福利厚生を整備するなど会社として変えていく努力をしています。
大分は食べものが美味しく自然が豊かでとても住みやすい場所です。ぜひ、大分で働くことを考えてみてください!
- 企業データ
株式会社オモテ
WRITER
- yuchico記事一覧
東京のはじっこ生まれ。ライター・編集業をしながら2年間全国を放浪したのち、2016年にとにかくご縁があった大分県にお引越し。現在は中津市にある小さい森のキャンプ場「バルンバルンの森」の企画や広報を担当。日々おおいた暮らしを満喫中。