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おおいたではたらく

2023年02月24日

挑戦を続け、ロールモデルになりたい
小田開発工業株式会社若手社員

私たちの生活になくてはならない道路などの改良や、電気・管工事全般・測量・施工管理を行う、佐伯市の土木建築会社「小田開発工業株式会社」。今回は、土木建築業界のロールモデルとなって幅広く活躍する先輩にお話をお聞きしました。

お邪魔したのは、こちら!!

  • 小田開発工業株式会社
  • 小田開発工業株式会社

    https://favoita.com/companies/481

    昭和42年設立、佐伯市海崎に拠点を置き大分県内の公共工事を主とした土木建築・建設工事および施工管理を行う土木建築会社です。若手から熟練まで幅広い年齢層の技術者が活躍し、地域の貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • 小田開発工業株式会社
  • お名前
    山本 匠子
    所属部署
    工務部
    入社年
    2017年
    出身地
    大分県佐伯市
    出身学部
    鹿屋体育大学 体育学部

山本さんは大分県佐伯市出身。子どもと関わることが好きだったこともあり、大学時代は保育を学び、保育士・教員免許・チャイルドコーチングアドバイザーなどの資格を取得しました。就活を始めた当初は、保育の道を志していたそう。
そんな山本さんが、土木建築業界に飛び込んだきっかけはなんだったのか?
また、業界のイメージが変わる新しい働き方についてもお聞きしました。

小田開発工業株式会社

出会いは「アスナビ・チーム大分プロジェクト」

小学生の頃に陸上競技をはじめ、中学・高校と好成績を収めていた山本さん。大学4年生のとき、国体に出場したことがきっかけで、大分県が実施するアスリート就職支援事業「アスナビ・チーム大分プロジェクト」に参加することに。

「アスナビ・チーム大分プロジェクト」は大分県におけるトップアスリートと企業のための就職支援システム。大分からのオリンピック・パラリンピック出場、国体強化を目標とし、大分県内就職を目標とした就職支援ナビゲーションです。

大学在学中は保育の道に進もうと考えていましたが、アスナビの面接で出会った小田社長が自分の話を一生懸命聞いてくれたことが嬉しくて、「小田社長なら大丈夫な気がする。よし、ついて行こう!」と思い、アスリートとして活動しながら働くことのできる小田開発工業に入社することを決めたそうです。

次の世代に繋げるための仕組みづくり

入社6年目となる現在、工事のスケジュール管理や事務作業・測量データの3D化などICT(情報通信技術を活用した工事)事業・採用・人材教育から広報活動に至るまで、幅広い業務を担当している山本さん。結婚を機に山口県の下関市に移住し、大分と下関を行き来しながらリモートで業務を行っているそう。
「結婚して下関に移住することになったとき、仕事は辞めるしかないだろうと思っていました。でも社長が、大分に住んでいなくてもうちで働ける仕組みを作ろうと言ってくれて、今の働き方をするようになったんです。今は現場にいない分、会社の皆が働きやすくなるようにサポート業務に取り組んでいます」。
土木建築業界って、そんな働き方もできるんですね!

小田開発工業株式会社

社長をはじめとする、会社のバックアップ体制が素晴らしいですね。生き生きと働く山本さんですが、入社直後は現場になかなか馴染めずに苦労したんだとか。
「アスリートとしてだけじゃなく、女性の社員が入社するのがはじめてのことだったので、みんなどうしていいか分からない状態だったんです。だから、自分からどんどん前に出て行こうと思って。“もっと頑張りたいです”と一緒にいた先輩技術者に伝えて、手探りながらもみんなで働き方を改善していけるようになりました。この経験を活かして、新しく入ってくる次の世代の人たちに向けた社内の雰囲気づくりや、さまざまな働き方をサポートできるような仕組みをもっと整えていきたいと思っています」と語ってくれました。

誇りが持てる仕事

小田開発工業株式会社

「私たちのような監督業は、“この道路は自分たちが作ったんだ”とよく言うんですが、入社したばかりの頃はよくわからなくて。でも、だんだん仕事を覚えていく中で、努力してきた過程が見えてきて“自分たちが作った”って誇れる気持ちがわかってきたんです」。
いつも通っている道路や橋も、あって当たり前ではなく、たくさんの努力と確かな技術から生まれたものだとわかると、見え方が少し変わってくるかもしれませんね。

地域社会との架け橋に

「仕事でのやりがいのひとつに、“地域の人とのコミュニケーションが取れること”というものがあります。たとえば、自分が設計したものが地域の災害を防ぐことに繋がったりすると、すごく面白いなって思うんです。完成したものだけじゃなく、工事が始まる前にお知らせを配って、どんな工事をいつまでするのか説明をするときに、どれだけ地域のみなさんに寄り添えるかというところを重視しています。何のための工事なのかという理由を丁寧に説明すると、「面白いね」「頑張ってね」など工事に対していい反応が返ってくるのが嬉しいですね」。

また、現在は陸上競技のコーチとして佐伯市内の高校でも指導をしているという山本さん。
「大分で仕事があるときに平日の業務が終わってから練習に行っています。仕事でもスポーツでも地域のみなさんと関わることができて、とっても楽しい!土木建築業界と地域社会の架け橋になれるように、引き続き頑張りたいです」と、仕事でもスポーツでも充実した毎日を送っています。

就職イベントの企画実施

採用活動にも携わっている山本さん。2023年1月24日と25日には、山本さんが主体となり、遠隔操作ロボットを活用したオープンカンパニーを開催しました。

小田開発工業株式会社

今回のオープンカンパニーは、参加学生が遠隔操作ロボット「newmeニューミー」を自宅から操作して、職場を自由に見学できるというこれまでにない内容でした。
参加した学生からは、「現場に行くと緊張して話せないこともあるので、オンラインだと質問しやすくてよかった」「人事担当者だけでなく、社内全体の雰囲気が伝わってきて、働くイメージがわいた」と好評だったそう。
小田開発工業はほかにも就職イベントやセミナーに積極的に参加しているので、ぜひチェックしてみてください!

これからの目標

山本さんに、これからの目標をお聞きしました。
「とにかく色々経験していきたいです。私は経験を応用させるのが得意なので、若い社員と熟練の職人さんとが気持ちよく一緒に働ける環境を作っていくことが目標です。そうやって自社だけでなく、業界全体を良くしていきたいですね。今は多様な働き方が求められていますが、誰もやったことがないことをまず私が挑戦することで、みんなのロールモデルになれたらいいなと思います」。
熱意を持って仕事に取り組む山本さんの今後が楽しみです!

メッセージ動画

企業データ

小田開発工業株式会社

〒876-1105
大分県佐伯市海崎848番地の1
0972-27-8731

もっと詳しく知りたい方

企業HPはこちら

WRITER

  • 日名子 真衣
  • 日名子 真衣記事一覧

    猫とパンを愛してやまないママライター。食べ歩きと写真を撮ることが趣味です!美味しいものを探して、相棒のカメラと一緒に大分県内を旅します。将来の夢は、縁側のある家で猫とのんびり暮らすこと。

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