おおいたではたらく
2018年03月16日
ニュージャパンマリン九州株式会社取締役社長
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- 業種
- 小型プレジャーボート、官公庁向け業務艇の設計・開発、生産など。
http://www.kyushu.njm-sy.co.jp
旧・日産マリーンを引き継ぎ、2015年4月にスタートしたニュージャパンマリン九州株式会社。日産時代から長きに渡りボート開発に携わってきた山本社長のもと、約20名の社員でボートの開発から生産までのすべてを自社で行っています。誠実なものづくりを徹底し、業界に新たな風を送り込むべく邁進する企業の在り方についてお話を聞いて参りました。
社長インタビュー
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- 企業名
- ニュージャパンマリン九州株式会社
- お名前
- 山本 茂(やまもとしげる)
- 役職
- 取締役社長
私たちニュージャパンマリン九州株式会社は、日産マリーンの撤退を受け三重県を本社とするニュージャパンマリンが設立した新会社です。以前は、OEM生産を主としていましたが、新会社となり自社ブランドを開発。新生NJMブランドとして小型プレジャーボートの設計から生産までの全てを行なっています。中でも、カタマラン型(双胴型)の特殊なプレジャーボートは国内で唯一、当社だけのものです。これらのボートは、釣り好きの方々には高い人気を誇るフィッシング用を主としていますが、その他にも官公庁用の業務艇の開発も請け負っています。
会社を経営していく中で日々、社員に伝えていることは「誠実なものづくりをすること」。私たちが目指すのは、製品を通じてお客様とのコミュニケーションを生み出すことです。私たちの製品を見て、これはどんな人が作ったのだろうと興味を持って頂けるような、人間性の伝わるものづくりを心がけています。ボートは自動車と違い20年、30年と長持ちする製品です。だからこそ流行にとらわれることのない、息の長い製品を作るため社員一丸となり日々努力しています。
会社設立から3年目を迎えますが、今後もっと自社ブランド製品を広めていきたいですし、色んな場所で自分たちの製品を見かけるようになればと思います。その為にも、誠実にものづくりができる人や全体的な管理能力に長けた方、また技術者として設計ができる方との新たな出会いを求めています。ここでは自動車のように、一人が一部分を作っていくのではなく、ボートの構想段階から設計、提案そして部品や電気配線まで全てを一人で担当します。技術者にかかる責任は大きいですが、ラフ画から始まったものが形となり完成した時の喜びは非常に大きく感動を覚えます。もちろん大変なことも多いですが、自分の作りたいものを形にできる「夢」のある仕事だと自負しています。
社会で働く、社会人になると言うことは、「毎日が試験」だと私は考えます。学生の時は、試験の日に合わせて勉強すると言うスタイルだと思いますが、社会に出れば毎日が本番。日々の業務に大きな責任や緊張感が伴います。その為にも学生の時に沢山学び、色んな教養や関心を身につける為にも、たくさん本を読んで下さい。
ものを作るという事は自分の本質が出ると言う意味でも、時に恥ずかしさを覚える事があるかもしれません。でも逆に、それが評価された時には大きな喜びや自信に変わります。どのような場面においても恥ずかしくない自分である為に、今からたくさんの教養を身につけて置くこと。それが就職活動に頑張る皆さんへ、私からのメッセージです。
- 企業データ
ニュージャパンマリン九州株式会社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!