
おおいたではたらく
2025年12月26日
地元を愛し、世界に誇れる船を造り続ける
株式会社南日本造船若手社員
島国日本の輸入や輸出に欠かせないものといえば、そう船ですね。日本の貿易の大部分を占める海上輸送の一翼を担う「株式会社南日本造船」では、多様な船舶を設計、建造しています。歴史長い企業の中で、自分の原点に返り、好きを仕事にした1人の先輩にクローズアップ!
今までの経験を武器に、新たな世界で羽ばたく先輩の今までとこれからをぜひご一読くださいね。
お邪魔したのは、こちら!!

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株式会社南日本造船
https://oita-jobpark.jp/companies/455
1974年、鹿児島県串木野市にて設立。1976年には本社を大分県臼杵市に移し、その後本格的に新造船の建造をスタート。自動車運搬船、RO-RO船、石油製品運搬船、ばら積み貨物船など多種多様な船舶を世に送り続けています。2018年には建造量日本一を誇る「今治造船」グループに参画。同時に大分市の大在工場に本社を移し、積み上げてきた技術と経験に磨きをかけながら、経済性・利便性の高い高付加価値船を造り続けています。
お話を伺ったのはこちらの方。

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- お名前
- 井上 彰(イノウエ アキラ)
- 所属部署
- 船装グループ船渠チーム
- 入社年
- 2025年
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身校
- 大分県立情報科学高等学校
船が好き。異業種からの転職で見えたもの
大分市出身の井上さん。
地元の高校を卒業後、いくつかの仕事を経験し今年「株式会社南日本造船」に入社しました。
「祖父が漁師だったので船に縁を感じる部分はありました。何より大事だったのは、地元・大分で働くというところ。家族のもとで暮らし、慣れ親しんだ環境で子育てをしたいという気持ちは大きかったですね」。
そうした思いから、より地元で働ける環境を模索したという井上さん。そんな中で目に止まったのが、現在働く南日本造船でした。漁師をしていた祖父の影響もあり、スケールの大きな船を造り、世界の海上輸送を支えることで社会貢献をしたいという気持ちが強かったといいます。
異業種からの転職ですが、機械関係に携わっていたことは造船の業務に通じていたそう。とはいえ、造船業は専門的でニッチな世界。最初は専門用語に苦戦したと当時を振り返ります。
「入社当初は検査対応や艤装品の取り付けなどを担当していましたが、独特な用語が難しかったですね。全く想像もつかない用語を覚えるまでには苦労しました」。
仕事も遊びも仲間と共に。世界へ渡る船を造り続ける
現在は、船装グループ
「アウトドアが趣味で、プライベートで船舶免許を持っていたのは役立ちましたね。キャンプにゴルフ、バイクなど多趣味なのが活きました(笑)」。
昔から機械関係を得意としてきた井上さんの経験と、新たな世界で頑張りたいという気持ちが重なり、充実した毎日を過ごしていると笑顔をみせます。
「巨大な船を仲間たちと造り上げ、完成した船が無事に進水、引き渡しされる姿を見ると大きな充実感がありますね。造船は、目に見えて形になる仕事なので非常に面白みのある、やりがいに満ちた仕事だと感じています」。
外現場で働くことがほとんどであるため、夏場は暑く冬は寒いという環境ではあるものの、その厳しさを超える達成感が井上さんのエネルギーの源になっています。
またプライベートでも社内や協力会社の方たちと一緒にゴルフに行ったり、バイクを走らせたりと楽しい週末を過ごす井上さん。
「会社では“地味に働け、派手に遊べ”という働き方がありますが、その遊びの部分も仲間たちと満喫できていますね(笑)。私たちの仕事はチームワークが大切なので、こういう交流もいい仕事に通じているような気がしています」。
共に働く仲間たちと、公私共に楽しむことができていると笑顔をみせる井上さん。県内最大規模の造船を手掛け、経済性と利便性を両立した高付加価値船を作り続けていることが、最大の魅力だと語ります。この先も、大分から世界へ向けたインフラを作っていることに誇りを持ち、邁進する井上さんの未来は海のように広く輝いていくことでしょう。
大分で働く魅力
私自身の趣味がアウトドアやバイクなどということもあり、大分の自然豊かな環境は大変魅力的だと感じています。温泉はもちろん、海は豊後水道、山は九重や耶馬溪など他県にはない魅力がたくさんあると思います。この環境は子育てにも最適で、私も2人の娘がいるので秋は紅葉を見に行ったりと家族で楽しむことができています。
学生さんへのメッセージ
一度きりの人生なので、就活の時も自分の興味のある業界だけでなく、今まで知らなかった業界にも触れて、知ることも大切なのではないかと思っています。自分の選択肢を広げていくことで、知らなかった何かが見えることもあるのではないでしょうか。
私も異業種をいくつか経験してきましたが、無駄だと思うことは一つもありませんでした。
経験は自分の糧になりますので、今のうちに色んなことに興味を持ち経験しておくといいと思います。そして、南日本造船に少しでも興味のある方はぜひ一度足を運んでみて下さいね。専門的な知識はなくても社内で学ぶことができますし、プライベートも充実できる会社です。皆さんのエントリー、お待ちしています!
- 企業データ
WRITER

- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!























