おおいたではたらく
2024年07月26日
“出逢いをつくり、期待を運ぶ” 地域に根ざした企業であり続ける
亀の井バス株式会社常務取締役営業本部長
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- 業種
- 道路旅客運送業、不動産事業など
「別府観光の父」と呼ばれる油屋熊八が1928年(昭和3年)に設立し、まもなく100周年を迎える歴史のある会社です。日本で初めてバスガイドを誕生させた会社でもあります。
別府と湯布院という二大温泉地を中心としたエリアで、路線バスや観光バスを運行しています。また二大温泉地と福岡を結ぶ高速バスも運行。国内外の多くのお客さまが利用しています。
常務インタビュー
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- 企業名
- 亀の井バス株式会社
- お名前
- 松村 茂寿(マツムラ シゲトシ)
- 役職
- 常務取締役営業本部長
大切なのは、大分を愛する気持ち
私たち「亀の井バス株式会社」の設立は昭和3年。
別府観光の父である油屋熊八が、別府を一大観光地にしようと地獄めぐり案内を始めたことがスタートとなります。当時大型バスに少女車掌(現在のバスガイド)を乗せ、七五調で案内したことが反響を呼び、それが現在の定期観光バスのルーツになっています。
私たちの主な事業は、別府や湯布院地区の路線バスのほか、福岡などへの高速バスや空港バスなど多岐に渡ります。現在は新型コロナ感染の社会的制約もない状況下で、観光事業も賑わいを取り戻しています。これからも私たちは“地域の足”として真摯に業務に取り組み、皆さまと共に成長をし続けたいと思っています。
亀の井バスは、何より“人の輪”を大切にする会社です。働く従業員やその家族、亀の井バスに関わる人々の繋がりを大切にしていくことこそが会社の発展となると感じています。また、アットホームで和やかな社内の雰囲気と充実した教育システムも完備していますので、専門的な知識がなくても心配はありません。色々な知識は入社後に十分学べるサポートがあるので、必要なのは“大分を愛する気持ち”。私たちの仕事においては、それが何より大切だと思っています。
地域の皆さまに“安心”と“快適”と“ときめき”を提供する
学生の皆さんの中には、バス会社ってバスの運行のほかにどんなことをしているんだろう?と思われる人も多いのではないでしょうか。イメージしづらい業種かもしれませんが、私たちの最大の商品はダイヤになります。(ダイヤとは、ダイヤグラムの略で、運転時刻などの運行表の事)バスは皆さまに乗っていただいて初めて運行できます。時刻表を目に付くように置いていただくことや、運行検索しやすい体制を整えること。またバスの乗り方教室を行うなど、様々な取り組みを通じて地域の皆さまにバス利用を伝えていくことが大事だと思っています。
私たちが働くうえで大切にしていることは、経営理念にもある「出逢いをつくり、期待を運ぶ」事業を通して、”あんしん”と”かいてき”と”ときめき”を提供しつづけ、地域とともに歩み、ともに発展していくことです。今後も地域の基盤となるよう、皆さまに安全性や信頼性を与えられるような企業であり続けたいと思っています。
求める人材像
亀の井バスは、設立から長く地域に根ざしている企業です。この街が好きであるという気持ちが何より大切になります。いつの時代もこの街を愛し、この街に貢献し発展させていきたいという気持ちを持つ方に出会いたいと思っています。私たちは、バスを走らせるだけの仕事ではなく、人々の生活を支えるインフラの側面も持ち合わせます。企業だけではなく行政とも一緒になり街づくりをする仕事でもありますので、この街のために頑張りたいという気持ちを持つ若き力が必要だと感じています。
学生さんへメッセージ
社会人になるとどうしても時間が制限されるものです。学生の間は自分のための時間が取れるので、その時間を存分に使ってほしいと思っています。私自身は大学生の頃まで野球を続けることができたので、達成感のようなものがあります。学生の皆さんもスポーツだけでなく、アルバイトやサークル活動、遊ぶことでもいいので何かをやり遂げることは大切だと思います。企業面接でも、学生の間に打ち込んできたことや頑張ったことを尋ねることがよくあります。好きなことの継続は、将来の自分の糧になります。今のうちに、その何かを見つけて有意義な時間を使ってくださいね。
- 企業データ
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!