おおいたではたらく
2021年11月26日
富士甚醤油株式会社代表取締役社長
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- 業種
- 醤油・味噌・加工食品の製造販売
明治16年創業。長き伝統と信頼を受け継ぎながら、時代と共に変化していくお客様のニーズに応える老舗調味料メーカー。看板商品である醤油、味噌のほかドレッシングや焼肉のタレなどの加工商品のシェアも拡大中。ブランドスローガンは「安心を、いただきます」。
社長インタビュー
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- 企業名
- 富士甚醤油株式会社
- お名前
- 渡邉 規生(ワタナベ ノリオ)
- 役職
- 代表取締役社長
私たち富士甚醤油は明治16年に創業した文字通り、醤油、味噌の製造販売を行う会社です。昔、まだ醤油や味噌しかなかった時代に初めて焼肉のたれを作ったことをきっかけに、ドレッシングなどの加工食品も手がけるようになりました。人々の食生活の変化や人口減少により、醤油や味噌の消費も微減している現状もありますが、私たちは常に前を向き進化しながら、時代のニーズに応えられる商品づくりをする事で長き伝統や信頼を守ることに繋げています。それらを支えるにはやはり「人」の力が大切だと感じています。
また今は、メイン事業のほかにSDGsにも注目しています。
SDGsには多くの項目がありますが、その中でもまずは自分たちにできることをパネル化して全支店に貼っています。仕事中はもちろん個人としても、未来のために、また子供たちの住み良い将来のために皆で取り組んでいこうと実践を呼びかけています。
私自身も本社の前の川沿いを掃除していると、数十メートルの間に沢山のゴミを見つけ驚きます。これらのゴミが川に流れれば海へと繋がり、環境問題へと繋がることを身を以て感じました。そうした経験から、まずは自分の身の回りでできることが大切だと思っています。弊社の商品に関しましても、脱炭素化や環境に優しいものづくりをしていこうと考えています。安心安全はもちろんですが、今後は環境問題もしっかりと視野に入れ、それを企業として実践していくことが私たちの未来をつくるのだと信じています。
求める人材について
過去や先入観にとらわれない人
現状や実績を把握して行動するのはとても大事なことです。しかし、それだけでは人の成長も企業の発展もありえません。目の前の事に興味や疑問を持ち、考え、行動することが大事だと思います。
逃げずにやり抜こうとする人
自分の目標ややりたい事が、全て上手く行くとは限りません。時には大きな壁に当たることもあると思います。その壁に対して、きちんと向き合えるかどうかが、その人の成長を大きく左右していくと思います。
誠実な対応が嬉しいと思える人
人から受けた誠実な対応を嬉しいと思える人は、周囲にも誠実でありたいと思うようになります。社内に向けても、社外に向けても、裏表なく誠実であることが大事だと思います。
学生さんへのメッセージ
最近は、コロナ禍ということを除いてもスマホやゲームに夢中で、あまり外出せずに家で過ごす若い人が増えたように感じています。そこにも充実はあるのかもしれませんが、会社や企業は集団社会です。沢山の人とのコミュニケーションが必要となり、また自分を成長させてくれます。今、学生である時にアルバイトやサークル活動など何でも良いので外へ出向いて、沢山の人と会話してほしいと思います。誰かと接することで年齢の違う人との会話力や、コミュニケーション能力も付いてくるのではないでしょうか。
- 企業データ
富士甚醤油株式会社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!
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