おおいたをたのしむ
2020年12月25日
日田駅の真上で宿泊もカフェもコワーキングも!街のワクワクをつくる拠点「STAY+CAFE ENTO」
「駅に色んな機能があることで、街がワクワクする場所にしたい」と2020年3月、日田駅の2階にオープンした「STAY+CAFE ENTO」。
ゲストハウスとカフェとコワーキング機能をもち、また駅前広場でのイベントの開催なども積極的に行っているENTO。「日田ってこんなに盛り上がってるんだ〜!!」と感じる拠点の存在に私自身もワクワクしました…!
今回は、大学生にこそ是非訪れてもらいたいSTAY+CAFE ENTOをご紹介します。
ENTOに出会うことで今の日田の様子や可能性を感じ、さらにそこから深く街との関わりが始まったらとても嬉しいです。
日田駅の2階に宿泊できる贅沢さ
宿泊は5人部屋(2段ベッド×1、ベッド×2、エキストラベッド×1)と2人部屋(ベッド×2) の2種類。鍵を開けるとラウンジがあり、そこに2つのお部屋が入っています。
この日はお泊まりの方がいたので入れませんでしたが、ラウンジの奥に5人部屋と2人部屋があり、シャワー・洗面所・トイレがラウンジ横にあります。
まず宿泊エリアに入ってみて驚いたのは可愛らしさ!
目にとびこんでくる家具は「日田家具衆(ひたかぐら)」の皆さんの作品。
机も椅子も見たことがないフォルム。おもわずその可愛さにテンションがあがってしまいました。
これらの家具は面白いと思ったものを実験的にカタチにした作品なんだとか。
黄色の椅子も模様が可愛い机も思わず愛でたくなります…。
また何と言っても魅力は「駅の2階」ということ。アクセスしやすいだけでなく、部屋からは駅や電車を特等席で眺めることができるのです。
ベッドの真横が線路という環境…!部屋には電車の制服もあって電車好きさんにはたまらないやつです。
料金は素泊まりで1人1泊5000円(大学生は学割4300円〜。祝前日は+1000円)。この立地と綺麗さでこの値段はとてもリーズナブル…!!
ちなみに個人的におすすめなのは、ENTOをまるごと貸切で利用する方法(25000円(大学生は学割20000円)、祝前日は+1000円)。お部屋だけでなくリビングも自分たちだけで利用できるので、夜も遅くまでディスカッションしたり広々使うことができるんです。
宿泊部屋にも日田杉が使用されています…日田杉の香りに包まれて眠れるって贅沢!
そもそもは大学生がゼミなどのフィールドワークの時などに安く泊まれる場所を作りたいという想いからENTOの宿泊がスタートしているそう。日田駅の2階で日田の未来を話し合うなんて、なんとも素敵な時間になりそうですね。
レトロ感もたまらない部屋からの景色。電車好きな甥っ子と泊まりにきたら満面の笑みで喜ぶだろうな〜!
日田の魅力がぎゅっと詰まったカフェエリア
日田市民の憩いの場所であり、外から来てくれた人を迎え入れる日田の玄関でもあるENTOのカフェ。
地域のママさんたちがおしゃべりをしているテーブルの隣で、パソコン仕事をしている人がいる、なんて地域と外の人が混ざり合う場所になっているのも特徴です。
このソファで地域のおじいちゃんが本を読みながらウトウトしていることもあるそうです。日田の幅広い年齢の方に出会える場所っていいなあ。
また店内は日田杉のテーブルや小鹿田焼のランプシェードなどmade in HITAがいっぱい。
「日田の名品を集めたショールームとしての役割も意識しています。日田は何と言っても木材の街。日田を訪れてくれる人に日田杉を見てもらいたかったんです」と代表の岡野さん。
実際に何度も足を運び選んだという店内の名品達が気に入れば、取り扱っている日田のお店を紹介してくれるそうですよ。
ソファの脚も日田杉でできているもの。触り心地が抜群です。
気になるメニューは煮込みハンバーグやグリーンカレーなどの定番ランチをはじめ、今の時期はキヌア燃焼スープや全粒粉バケットなどが楽しめる「免疫力アップメニュー」というスペシャルランチも楽しめます。
免疫力アップメニューは手作り豆乳ヨーグルトとドリンクがついて1500円。
こちらは三隈高校の1年生が考案したイチゴとチョコレートのパフェ。
見た目の可愛らしさといろんな味が楽しめる美味しさで人気のデザートになっているそうです!
コワーキングはラウンジとカフェエリアで可能!
宿泊スペースのラウンジはコワーキングスペースとしても利用ができます。(300円/1H)
カウンター席はもちろん、気持ちの良いソファも利用が可能です
実際取材の日もお仕事をされている方が。日当たりも良い場所で気持ちよく集中できそうです。
そしてなんと、カフェエリアでもパソコンを持ち込んでの作業もウェルカムとのこと!
こちらは飲食代だけで利用が可能なので、美味しいランチを食べたあとにコーヒーを飲みながらレポートを書いたり、パソコンで作業をするなどにぴったりです。
カウンター席には両側にコンセントも完備。この高さにあると携帯やパソコンの充電に便利なんですよね〜。
私も実際パソコンを持参し作業をしましたが、wi-fiもサクサクの速度でとても快適にタスクを終えることができました。また日田で活躍する方にもバッタリお会いすることができ、日田の面白い人と出会える場所なんだ…!と場所の魅力を実感しました。
電車が通るので景色に変化があるのも面白いなと。長時間いても飽きないのもENTOコワーキングの魅力です。
「大学生の日田の拠点になる場所に」との願い
「何もなかった駅という場所にカフェや宿泊の場所を作ることで、ここを目的にきてもらう人を増やしたかった」
と話してくださったのは、ENTOの代表岡野涼子さん。
「学生のみなさんが地域と関わりたいと思ったときによくぶつかるのが「まず関わり方が分からない」という問題ですが、”ENTOに行ったら何かできそう!”と思ってもらえる場所でありたい」と岡野さん。
実際に今年の9月には日田出身で福岡の大学に通う大学生が「Uターンから地域活性を考える「ぼくらの地方創生」」というイベントをENTOで開催し、地域の方や行政職員などが参加しとても盛り上がったそうです。
「日田でこんなことやりたい!」という想いがあればぜひ相談にきて欲しい、と岡野さん。
ENTOは日田で何かやりたい若者にとっての起点の場所という役割も担っているのだなと、今回の取材を通して感じました。
大学生もよく就職相談やキャリア相談に訪れるそう。私も大学生のときにこんな大人に出会えてたら更に選択肢が多かっただろうなあと思う、人間味溢れる素敵な方でした〜!!
ENTOがあるから日田に行こう
素敵なゲストハウスやカフェはもちろんですが、駅前広場でのイベントの数々なども含め日田駅全体で「日田の面白い」を作っている「STAY+CAFE ENTO」。
「日田に行ったらENTOに行こうではなく、ENTOがあるから日田に行こう」
まだまだここから面白くなっていく可能性と余白もたっぷり!
ぜひ「日田の面白いを作る」に巻き込まれにENTOを訪れてみてください!!
- 街のワクワクをつくる拠点「STAY+CAFE ENTO」
WRITER
- yuchico記事一覧
東京のはじっこ生まれ。ライター・編集業をしながら2年間全国を放浪したのち、2016年にとにかくご縁があった大分県にお引越し。現在は中津市にある小さい森のキャンプ場「バルンバルンの森」の企画や広報を担当。日々おおいた暮らしを満喫中。