おおいたをたのしむ
2021年01月29日
温泉地の魅惑のスイーツ♡別府のプリンカルチャー探訪
聞くところによると、別府では温泉宿やスイーツ店が手掛ける趣向を凝らしたそれぞれのオリジナルプリンが食べられるらしく、プリン好きは別府をめがけてドライブに出かけるとか。別府でプリン…ムムム、これは探らねば。今回は別府の4つのプリンに注目し、リサーチしました♪
30年以上の歴史を誇る別府地獄蒸しの真骨頂
岡本屋売店 元祖地獄蒸しプリン
1個330円(税込)
明礬温泉の岡本屋といえば、言わずと知れた別府プリンの代表格。それもそのはず、昭和63年に、岡本屋が明礬温泉の蒸気を使った地獄窯でプリンを蒸した“地獄蒸しプリン”の先駆けで、今の別府のプリンブームを巻き起こすきっかけとなったといっても過言ではないでしょう。
岡本屋のプリンは、今の時期は約16分かけて蒸しあげます。蒸気の状態は気候に左右されるため、熟練の技で見極め、蒸し時間も調整しているそう。一口食べればガツンとくる、インパクトあるカラメルの苦みが効いた、大人のビターな味わいが特徴です。カスタードとコーヒーの2種類から選べます。
ちなみに変わり種として、このプリンとバニラのソフトを1対1の割合で練り込んだ「地獄蒸しプリンソフト」も人気メニューの一つ!
- 岡本屋
硫黄の香りがふんわり♪かわいいパッケージは女子必見
みょうばん湯の里 湯の花プリン
1個230円(税込)
舌触り: 冷やすとかため、蒸したてはやわらか
カラメル: ほろ苦い
江戸時代からつくり続けている入浴剤「薬用湯の花」で知られる、みょうばん湯の里。硫黄泉の温泉蒸気で蒸し上げる「湯の花プリン」は、口に運んだ瞬間にふんわりと硫黄の香りが漂い、舌触りもなめらか!ポイントは、日出町の鈴木養鶏場の新鮮で濃厚な味わいの卵をセレクトしていることと、ほろ苦いカラメルとカスタードの風味の絶妙なバランス。また、湯あがりに食べる冷たいプリンが人気ではありますが、数量限定の蒸したても運が良ければめぐりあえるので、二通りの食感が楽しめます。
パッケージには、湯の花をイメージしたかわいいオリジナルのデザインがあしらわれていて、おみやげとしても喜ばれること間違いなし!
湯の花小屋の近くに腰かけて、のんびりと味わって帰るのもおすすめです。
- みょうばん湯の里
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住所:大分県別府市明礬6組
TEL:0977-66-8166
営業時間:プリンの販売(湯庵)9:00~17:00、大露天岩風呂・内湯10:00~20:00、家族湯10:00~20:00(温泉の受付は19:00まで。天候により変更になる場合あり)、売店9:00~18:00
休日:無休
HP:http://yuno-hana.jp
驚きのビッグサイズ!でもペロリと食べられちゃう
海地獄 地獄蒸し焼きプリン
300円(税込)
舌触り:しっとり、かため
カラメル:マイルド
別府の人気観光地「別府地獄めぐり」の一つである海地獄。こちらで販売しているスイーツの中でも特にファンが多い「地獄蒸し焼きプリン」は、まずそのボリュームにびっくり!プリンが180ccのカップになみなみと入っています。通常のプリンの倍ほどのビッグプリンなので「満足いくまでプリンが食べたい」という方におすすめです。
地元産の牛乳や卵を使い、隠し味にはバターをちょっぴり入れ、スチームオーブンで蒸し、焼き上げます。発売当時から20年変わらない昔ながらのシンプルな味。だからついこのボリューム感でもあっという間に完食できちゃうんですね。
素朴でどこか懐かしい風味の海地獄のプリンは無添加・無着色なので、ぜひ出来たてを食べてほしい!
- 海地獄
目指すは世界一!進化し続ける妥協なしの自信作
御宿温泉閣 琥珀
Mサイズ700円(税込)
舌触り: きめ細かくなめらか
カラメル: ほろ苦くビターなエスプレッソソース
お皿にピースで出てくる温泉閣のプリン「琥珀」は、その名の通り神々しく、別府のプリンの中でも異端児的存在感を放つビジュアル。
スイーツを愛してやまない店主が、プリンをとことん追求したいと5年前につくり始めたことがきっかけで誕生しました。九州産の素材を厳選し、プリンとしては珍しいほどの細かな工程を経て、12時間熟成させるというこだわり。味は地獄蒸しということを忘れてしまいそうな、焼きプリンを彷彿とさせる香ばしさを感じます。これはコーヒーを使った自家製カラメルソースの演出なのです。かための食感でありながら、滑らかなくちどけに思わず感嘆の声をあげてしまうほど。どの工程にも手間暇をかけ妥協しない、機材にもこだわる徹底ぶりがその味わいを醸し出しているに違いありません。
テイクアウトや裏メニューもあるので、ぜひその目で、その舌で確かめてください。
- 御宿温泉閣
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住所:大分県別府市鉄輪風呂本1組
TEL:0977-66-1767
営業時間:土・日・祝 10:00~15:00
休日:月~金
HP:http://onsenkaku.sakura.ne.jp
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五感で食す、別府のプリンカルチャー奥深し。ほかにもまだまだあるというから、これはめぐらずにはいられません。
味・食感はあくまで筆者の見解・感覚ですので、ぜひ一度食べ比べてみて、みなさんのお気に入りのプリンを発掘してください。
WRITER
- 牧 亜希子記事一覧
planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。
舌触り:かため
カラメル:濃厚な苦み