おおいたではたらく
2017年12月22日
株式会社 エイビス代表取締役
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- 業種
- 情報通信業
https://favoita.com/companies/225
今やパソコンというかそれなりのデバイスが一台あれば、どこに居たって仕事のできる世の中です。もちろん、業種にはよりますが。我々のような仕事にとってその技術革新は、大いに助かる部分と、その真裏に非常にちくしょー!!という部分が存在します。IT技術の革新にともない、世界はとてつもなく狭くなり、納期はとてつもなく厳しくなったのです。それでもその先に、豊かな生活があるのであれば、我々は、いつでもどこでも、戦うのです。忌まわしき納期達と。※本文とは何ら関係ありません。個人の想いです。
社長インタビュー
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- 企業名
- 株式会社 エイビス
- お名前
- 吉武 俊一(ヨシタケ シュンイチ)
- 役職
- 代表取締役
弊社はソフトウェアの開発を行っている会社ですが、実は私はソフトウェアの開発ができないんです。営業一筋でやってきましたから。豊後高田の出身で、高校卒業後は東京の大学に進学。就職で大分に戻ってきました。銀行からも内定をいただきましたが、もう一つの建設会社が勢いもあり、何よりオーナーにすごく魅力を感じ”やりがい”を求めてその会社に就職しました。その会社は多角経営を行っていて、様々な事業を手がけていました。パソコンの専門学校を東京に設立して人材を育て、自社でもシステム開発会社を大分と東京に設立しました。私が30歳の時、東京の会社に行くことになりました。技術者の派遣などを行って何とか運営していた2年目、一人の技術者が「僕たちは、何なんですかね?」とこぼしたんです。技術者として、派遣先で業務をこなしてはいるけれど、社員としての存在意義や使命感、そういったもの、いわばやりがいを感じられないで居たんですね。それで一念発起、親会社に掛け合い派遣を止め、グループ会社に支援してもらい、オリジナルソフト『環境検査システム』の開発に取り組んだんです。当時は、競合する企業も少なかったですし、“環境”という良いキーワードに早い段階で出会えたことはラッキーでした。「自社パッケージ」開発のきっかけとなった技術者の一言。その一言を発したのが現在の東京支店長です。
40歳を前にして、建設会社本体の経営が厳しくなり、本体のみを残すという話しになりました。当時、お客様もかなりいましたし、それならば自分たちで会社を立ち上げお客様のサポートや事業展開をしようと平成9年9月9日、9名の仲間で『エイビス』を発足しました。「これから先どうなるだろう」という不安もありましたが、「自分たちの商品を世の中に出していける」という期待も大きかったですね。それからは私も営業で全国行脚です。お客さんからの“お叱り”や“感謝”をいっぱいもらいながら、製品力を向上させ、試行錯誤を繰り返してこの会社はできていったんです。落ち着いてきたころ、「新しい人材を入れなければ未来はない」、そう思って新入社員を採用するようになりました。新卒採用を始めた時は、親御さんが心配するだろうと思い、内定者のお宅に挨拶に行っていました。
会社設立のとき、どうしても本社は大分にしたかった。地元から、全国へ、世界へ発信していくことに意味がある。ビジネス面では東京が有利かもしれませんが、やっぱり地元だなと思います。弊社は、『環境系のソフトウェア』に強みがあります。ニッチな市場ですがシェアNO.1です。5年後、シェア50%“ダントツNO.1”を目指しています。そして、今、力を入れているのが『みまもりシステム』。これは、私自身が父の介護経験から着想したものですが、これからの超高齢化時代に必ずお役に立つシステムだと思っています。エイビスの未来を一緒に創っていってくれる人材は、とても大事。今まで、”絆“や”縁“を大切にしながら、お客様からの”ありがとう“の言葉をいっぱい集めてきましたし、これからも変わりません。そして、会社を継続するには”利益”の追求も絶対必要です。お客様からの感謝、そして適正な利益、そして人と人との絆、一つに偏ることなく上手くバランス取っていきたいと思います。
働き方に関しても、技術を極めたい人、管理職になりたい人、自分なりにゆっくり歩きたい人、様々だと思います。適材適所の考えに沿って、活躍できるステージを会社が準備できるようにしていきます。昨年から海外へのチャレンジもスタートしました。大分のパワーで共に挑戦してもらいたいと思います。大切なのは、成長したいという向上心と、素直な心。もちろん、入社してからは専門的な知識も磨いてもらいますし、人としての人間力も磨いてもらいます。そのための報奨金制度や自分で選べるセミナー参加制度も準備しています。
『エイビス』は恵比寿様の語感が由来でもあります。『恵比寿顔』、つまり社員もお客様も笑顔になれる会社を目指し名付けました。ぜひ、我々のステージで活躍してくれる大分県人を待っています。
- 企業データ
株式会社 エイビス
WRITER
- 嶋山 哲史記事一覧
上京する仲間を見送り、彼らより充実した仕事、暮らしをココ(大分)で叶えると誓った20代。寝る間も惜しんで働き、遊んだ20代。下積み活きてきた30代。あっという間に40代。一所懸命生きていると自ずと自分の道が見えてくる…? しんけん働こう。